ランドセル症候群予防にも!「肩が痛い」におすすめの人気肩パッド

育児

前回の記事でオリビエの型落ちランドセルを格安で購入したお話をご紹介しました。

オリビエのランドセル自体は非常にしっかりした作りで、5万円以上するランドセルと比べてもそん色はないと感じています。

ただ、小学2年生になったころから子どもたちが「肩が痛い」と言い始めたため急きょランドセル用の肩パッドを購入することにしました。

100均含めさまざまな肩パッドを比較検討した結果、我が家で購入したのはまもるちゃんの肩パッドでした。

肩の痛みとして考えられる主な4つの原因

ランドセルを背負う際に肩が痛む要因としていくつかの原因が考えられますが、代表的なものとしては以下にあげられます。

1.進学してランドセルの中身が重くなった

小学校に入学したての1年生の頃は、教科数が少ないこともあり、ランドセルの中身もそこまで重くはありません。(1年生からすると十分重いですが・・・)

ですが、2年生、3年生と進学にしたがって教科数も増え当然ランドセルの中身も重くなり、その結果、肩の痛みを引き起こすことになります。

小学生でも5年生、6年生と高学年になると体もしっかりしてきますのでランドセルの中身が重くなったとしても肩の痛みを訴える子どもは少なくなります。

2.夏になり薄着になる

冬の間は厚着をして登校していますので服がクッション替わりになってくれるためランドセルの圧力を分散してくれる一方、夏になり、薄着になるとその分、ランドセルの重さが直接肌に伝わり、痛みを感じやすくなります。

3.特に本革の場合、使い始めは革が硬肌になじまない

本革製のランドセルは合皮製のランドセルに比べお値段が張るものの、使っているうちに肌になじみフィットしやすくなるメリットがあります。

ただ、使い始めの頃は合皮製に比べるとどうしても革が硬くなじみが悪い場合があります。

そのため、硬い肩パッドが当たることで痛みを感じる場合があります。

4.肩ベルトの長さ調整が適切にできていない

入学の時にはどのご家庭でもしっかりと長さの調整をしていると思いますが、案外その後の調節は忘れがちです。

小学1年生から6年生までのランドセルの肩ベルトの穴の位置を調べたところ、1年生から6年生まで学年ごとにあまり差が見られないことがわかりました。

つまり、一般的に小学校入学から卒業までに身長は30cm伸びると言われていますが、その成長にあわせて調整できていないということです。

成長に合わせこまめに調整してあげないと肩への負担が大きくなります。

短すぎる場合はランドセルを背負いにくいのですし、長すぎる場合も背中とランドセルの間に隙間が生まれ、ランドセル自体の重さによって後ろに引っ張られることで肩に負担がかかってしまいます。

また、服装によってもベルトの長さを調整する必要があります。

メーカーや子供の体形にもよりますが、一般的な小学1年生のランドセルのベルトの穴の位置の目安としては

・夏などの薄着の季節は上から2番目

・冬などの厚着の季節は上から4番目

だと言われています。

ちなみに我が家の場合は、1年生の時は全く痛がらなかったのに2年生の夏ごろに急に痛みを訴え始めましたので、1.進学してランドセルの中身が重くなった 2.夏になり薄着になる の両方に原因があったと考えられます。

最初に子どもたちから話を聞いたときにはランドセル自体の問題なのかとも考えましたがランドセル自体には問題はなく、2年生に進学して教科書の数が増えたことと夏になって薄着になったことで肩への負担が大きくなったようでした。

特に我が家の場合は、夏の肌着はタンクトップを使用しているため、実質肩部分はTシャツ1枚になりますのでその分負担がかかったようです。

1週間のうち最も重い日のランドセルは6キロ

ランドセルメーカーのセイバンが調査した結果、1週間のうち、ランドセルがもっとも重い日の荷物の重量は平均で4.7キロでした。

さらにランドセル本体の重さもプラスされますので、総重量としては重い日は約6キロのランドセルを背負っていることになります。

当然学年によっても荷物の重さは変わってきますが、小学1年生でも平均約3.7キロ、ランドセルをあわせたら5キロですのでじゅうぶん重いですよね。

ランドセル症候群という言葉が近年話題になっています。

重い毎日背負うことで肩こりや腰痛などを引き起こし、その結果「学校に行きたくない」と心の病にまで進展してしまう病気です。

小学1年生から3年生を対象に行われた調査では約7割の生徒がランドセル症候群に陥っていると判明しており、問題視されています。

特に最近は授業でタブレットやパソコンを使用する学校が増えてきていることも荷物が重くなる原因の一つですね。

一度お子さんが学校に行く前にランドセルを持ってみてください。

大人の男性が持ってもかなりの重さがあり、びっくりすると思います。

ちなみに、一般的なランドセルの重さは、人工皮革の場合1.0キロ~1.2キロ、天然皮革の場合で1.2キロ~1.4キロです。

一方、各ランドセルメーカーにおいて軽量モデルといわれているランドセルは980グラムや990グラムなど1キロを少し切る程度の重さのものが通常です。

200グラム程度の違いをどう考えるかは人それぞれですが、教科書など中身の重さに比べるとそこまで大きな違いではないことがわかります。

ランドセル肩パッドの比較 まもるちゃん VS JFT

それではここからは肩パッドのご紹介をしていきます。

ランドセルの肩パッドはさまざまなメーカーから販売されていますが代表的なメーカーといえば、まもるちゃんJFTです。

まもるちゃんは肩パッド以外にもランドセルカバーなども展開しているためご存じの方が多いかもしれませんね。

まもるちゃんシリーズ RM-1302

ベルト幅:5㎝まで対応

メリット:
 ・ランドセルのカラーに合わせて複数色から選択可能
 ・ポリエステルのメッシュ素材でムレを防ぐ
 ・反射テープがあり夜道も安心
 ・お手頃な値段設定

デメリット:
 ・ランドセルの肩ベルトの幅によっては使用できない
 ・滑り止めが付いていないためずれ落ちてくることがある

JFT 反重力肩パッド2.0

ベルト幅:Sサイズ4㎝まで Mサイズ7.6㎝まで対応

メリット:
 ・高い圧力分散効果(38.4%分散)
 ・3Dクッションによりメッシュよりも通気性に優れている
 ・滑り止めがありずれ落ちを防止してくれる

デメリット:
 ・JFTのロゴが悪目立ちする
 ・価格が高め

JFTはHPによると「9個1組の立体エアセルにより体形に合わせて柔軟に形状が変わり、荷重を分散」となんだかすごそうな感じはするものの、正直値段が高すぎると感じたため、我が家ではひとまず”まもるちゃんを購入”し、まもるちゃんでは肩の痛みが解消できなかった場合にJFTを購入しようということにしました。

結果としてはお値段がJFTの1/3以下のまもるちゃんでも十分に肩の痛みは軽減されたようで、まもるちゃんの肩パッド購入後、子どもたちが痛みを訴えることはなくなり一安心しました。

まもるちゃんは洗濯も可能ですがおそらく何年か使っているうちにクッション性がなくなってくるのではないかと思っています。

ですがこの値段であれば買い替えもしやすいと考えています。

100均にも肩パッドはあるもののおすすめしません

ちなみに上記の肩パッドを購入する前にダイソーやセリアなどの100均に同じようなものがないか探しに行きました。

ダイソーからは「かばん用リバーシブルパッド」という商品が出ていますが、対応できるベルト幅が狭いため、残念ながらランドセルには使用できません。

また、セリアからは「ショルダーパッド」という商品が出ています。ベルト幅4.5㎝以下ということですのでたいていのランドセルで使用することができますが、パッド自体の厚みがないため、圧力を分散するという目的であればまもるちゃん、もしくはJFTを購入することをおすすめします。

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